習慣を継続すると決めていても、こんな風に感じていては続きません。
- 「やり始めるのが億劫・・・」
- 「あんなにやりたかった事なのに、なぜか面倒に感じてしまう。」
- 「やろうかな、でも他の事もしたいな・・・」
それは、やるまでの準備時間が長すぎる事が原因かもしれません。
例えば、筋トレすると決めたとして、
ウェアに着替える⇒器具を押し入れから取り出す⇒マットを敷く・・・
と毎回準備が必要ですよね。これが、行動が面倒になる理由の一つなのです!
でも、「すぐ出来る準備」ってどうすれば良いのか、なかなか分かりづらいですよね。
この記事では、習慣化において「すぐ出来るように準備する」事が良い理由と、具体例アイデアをご紹介します。
目次
すぐ出来るように準備するメリット
頭で考えなくても行動出来る
既に目の前に準備があり、あとは始めるだけという状態だと「始めるかどうか」「何を始めようか」と頭で考える必要がありません。
「頭で考える必要がない」というのは、脳にとってとても楽な事です。
人間は楽したいという本能があるので、楽な事なら続けやすくなります。
行動のハードルを劇的に下げる
行動する前に準備が必要というのは、行動を起こすための心理的なハードルを上げてしまいます。
まず準備が面倒なのと、準備が必要という事は、片付けも必要なのです。
制限のあるスキマ時間なら、そんな無駄な時間をかけてやり始めるとあっという間に時間を使ってしまいますし、出来る時間も少なくなってしまい、労力に対する効果が薄くなります。
人はメリットよりデメリットが大きくなってしまうと、行動のハードルが上がってしまうのです。
つまり、すぐに始められると思うと、少ししか時間が無くても出来るからやりたくなるし、「やろうかな」という気持ちになります。
常に準備されている事で、行動のハードルが劇的に下がります。
常に準備されている事で、忘れにくくなる
常に準備されている=常に見えるところにあるので、やらなければならない事を忘れずにできます。
また、準備する場所=習慣を実行する場所になるので、If Then ルール化が自然に出来てしまいます。
見えないところに片付けてしまうと、やらないといけない事をいつの間にか忘れているかもしれません。
スマホのアラームを使うなどの対策よりも、準備されていることで「どこでそれをやるのか」も明確になります。
場所と記憶の繋がりは、とても印象に残りやすいものです。
ですので、準備出来ていれば忘れにくくなります。
習慣化したい行動準備の具体例・アイデア
では、「すぐに出来るように準備」する事の具体的なアイデアを、習慣にしたい行動別にご紹介します!
勉強を習慣化したい場合の、準備アイデア
- 気づいたらテキストを再開できるように、机の上に開いて置いておく
- 開いたらすぐ開始出来る学習アプリを利用する
- 少し時間が出来たらすぐ出来る様にに、本、ノート、筆記具をいつも持ち歩く
- リビングでテレビを見るのをやめて本を読むために、ソファーの前に読みかけの本を置いておく
- 寝る前の読書を習慣化出来るよう、枕元に本を置いておく
このように、「すぐインプット・アウトプットが出来る準備」をしておくのが良いですね。
また、本は「いつも読書すると決めた場所」に置いておくと、気づいた時に読めますよ。
また、持ち運び用ノートは、カバンに入るA5サイズがオススメです。
運動を習慣化したい場合の、準備アイデア
- 家で気付いたら筋トレを始められるように、リビングにウェアや筋トレ用具を準備しておく
- お風呂上りにヨガが出来るように、脱衣所にヨガウェアを置き、部屋にヨガマットを敷いておく
- 帰ったらジョギングに出かけるため、玄関にウェアとシューズを置いておく。
- ウォーキングや簡単なストレッチなど、何も準備しなくていい運動を取り入れる
運動も、気づいたらすぐ出来るようにウェアや器具、マットは出しておくのが良いでしょう。
ただ、小さいお子さんがいるなど場所が無く、外にジョギングやジムに行く必要がある方も居るかもしれません。
そのような方にオススメなのが、玄関に出かける用意を置いておくというアイデアです。
これで、帰ったらすぐ出かける準備が完了している状態です。
また、運動習慣初心者の方に一番オススメなのは、「何も準備が要らない運動」!
着替えなくても、普通の服で歩いたりストレッチや軽い体操をするだけでも、何もやらないより確実に運動不足の解消が見込めます。
メンタルに良い習慣のための、準備アイデア
- いつでもマインドフルネスが実践できるように、マインドフルネスアプリをスマホに入れておく
- 心配事、不安な事をいつでも書き出せるように、ノートを持ち歩く
- 寝る前に気持ちを書き出せるように、寝室にノートとペンを置いておく
- 自分を肯定する事を忘れないため、心地よい言葉を見えるようにしておく
頭で色々な事を考えてばかりの毎日にとって、マインドフルネス瞑想やノートへ気持ちを書き出すことは、メンタルにとても良い習慣です。
何か一つでも取り入れてみてはいかがでしょうか。
書き出すノートは、気持ちが上がるオシャレなものを用意すると良いですね。
自分のための心地よい時間を取れる準備を心がけましょう。
創作活動を習慣化したい場合の、準備アイデア
- 思いついたら絵を描けるように、鉛筆と紙は机に置いておく
- いつでも続きが書けるように、書きかけの絵と画材は出しておく
- ペンタブレットとPCは常に接続して机に置いておき、PCを起動したらすぐに絵を描けるようにしておく
- 思いついたら練習を始められるように、楽器を出しておく
- DTM機材とPCは常に接続しておき、PCを起動したら作曲出来るようにしておく
- 思いついたら文章を書けるように、ノートとペンを持ち歩く
- 思いついたら文章を打てるように、下書き用のメモアプリをスマホに入れておく
上3つが絵を描くこと、次の2つが音楽、最後の2つが文章を書く習慣のアイデアになります。
創作活動は、思いついたときにアウトプット出来るというのがポイントになります。
創作活動は、これまで習慣が無かった人が始める場合、特に挫折が多いタイプの習慣だと思います。
創作のアウトプットは生みの苦しみがあり、更にフィードバックも最初はほとんど無いのが普通なので、続けにくい習慣だと言えます。
ですので、それでも続けられるために挫折しないで続けられる仕組みを用意しておく必要があります。
創作活動は何年もの積み重ねが必要になります。
うまく習慣化して、身に付けたいですね。
やりたい事と生活パターンを結びつける準備をしましょう
新しい事を習慣化したい時、今の生活における行動パターンやスケジュール・場所に合わせて、「そこでこの習慣をやるには何があれば良い?」と考えれば、準備する内容は見えてきます。
この記事で紹介した準備のアイデアを参考にしていただき、皆さんの生活に新しい習慣を自然に取り入れられるよう、仕組みを考えてみてくださいね。